□2007/04/29（日）：スコール
私の使っているパソコンは、今年で10年目になるWindows95で、そろそろ限界に来ている。
見ることの出来ないＨＰが増えてきて、どうも具合がよろしくない。
そこで土曜日に、新宿の電気屋にパソコンを見に行った。
15:00頃新宿駅に着いて外に出ると、歩いている数分のうちにヤケに暗くなった。
「なんだか不穏な雰囲気だナ〜」と思っているうちに、風がビュービュー吹き出し、雲がどんどん流れだした。
「こりゃ、夕立が来るな！」と、電気屋の手前の西口広場に面した長距離バスの待合室でしばらく様子を見ることにした。
待つほどもなく、一斉に歩行者が走りはじめたので雨が降り出したのが判る。
雷も激しくなり、広場の向こうにある小田急ハルクのビルも霞むほどの雨になった。
気温も急降下して寒くなり、それが夏の夕立と違う感じである。
１時間くらいで雨は上がった。
今日の日曜日は一日中よく晴れて、絶好の行楽日和だった。
ノンビリと部屋で溜まったビデオの編集をして過ごした。
明日も休みなので、なんとなく何時もと違う雰囲気の日曜なのである。
□2007/04/22（日）：80の手習い
ここ数週間、80半ばの親父からしょっちゅう電話がかかってくるようになった。
何の話かと言えば、「ホームページ」を作ってみたいと言うのである。
親父は、パソコン通信の時代から、高齢者が色々な話題を書き込む、掲示板（会議室と呼んでいる）に参加しており、かなり熱心なのである。
ところが、ずっと遊んでいたそのHPが閉鎖されることになったのである。
いっしょに書き込みをしていて仲の良い人達に誘われて、別の同じような趣旨のHPに参加するらしいのだが、どうも、親父があまり好きではない連中も多く参加しているHPらしく、気が乗らないようなのである。
前々から親しくしている数人にそんな話をしたところ、ブログを作ったらどうか？とか、いっそのこと、自分のHPを作ったらどうだという話しになったらしい。
とうぜんHPを持っている人達は、仲間を増やしたいので、楽しみを強調して薦める。
ところが、親父はインターネットで掲示板に書き込みをしていても、そのHPしか見たことがなく（IEを立ち上げると、直接その画面しか出ない）他のHPなどは見ない。
したがって、自分が普段HPを見ているという意識さえ無い。
そんなこんなで私に電話をしてくるのである。
親父「ホームページとやらを作ってみたいンだが、ホームページっていったい何だ？」
私「・・・・・何のコッチャ？、いったい何を始めたいンだ？」
親父「実はオレもよく判らないンだが・・・・」
と、どうも話がかみ合わない。
色々話を聞くと、どうやら自分で文章を書き込んで、仲の良い連中に読んでもらって、感想やら意見を書き込んでもらいたいらしい。
要するに一種の掲示板が欲しいということのようである。
しょうがないので、表紙だけのHPと掲示板を一個作り、使い方だけ教えた。
とうぶんは彼の電話に悩まされそうである。
□2007/04/15（日）：灰皿はどこだ
私が担当しているお客さんの本社は汐留にある。
以前は操車場だったのでガランとしていたのだが、今では綺麗でバブリーなビルが沢山ありヤケに洒落ている。
金曜日に本社で8:30から会議があるというので、普段よりちょっと早く家を出た。
ところが、思ったより電車の接続が良く、ヤケに早く着いてしまい時間を持て余した。
「まぁ、どっかでタバコでも吸うか」と、タバコの吸える喫茶店を探したのだが、新しいビルの中は全部禁煙なのである。
仕方が無いので外に出て、高層ビルの谷間を探したのだが何処にも無い。
ウロウロしていたら、日テレのビルの前に人だかりがあった。
希望的観測というものはオソロシイもので、私は勝手に「あそこに灰皿が置いてあるに違いない！！」と思い込んで急いで行った。
近くに行くと、どうも様子がヘンで、集まっているのはほとんどが若い女性で、しかも全員が同じ方向を見ている。
視線の先ではナニヤラ撮影の用意をしており、カメラの助手らしいのが立ち位置の確認をしている。
「なんだ、なんかの撮影か」とガッカリしたのだが、一緒に仕事をしているヤツが数週間前に、お客さんの本社の受付で待っていたらすぐ隣に「えびちゃん」が来て綺麗だったと喜んでいたのを思い出し、そのうち美人でも出てくるかもしれんと、ちょっと見ていることにした。
若い女性の集団の近所にいるのはちょっと具合が悪いので、ちょっと離れた全体が見渡せるところへ移動して見ていた。
しばらくすると、スラリとした長髪の男性と小柄な男性が出て来た。
とたんに、女性の集団がバラけて大勢が私が立っているところに走って来た。
どうやら彼がお目当てらしい。
「カッコイイ〜！！」などと興奮しているのだが、私には彼が何者か判らないのである。
側にいた子に、「あれ・・誰？」と聞いたら、「少年隊の東山君ヨ〜、ＸＸ（よく聞き取れなかった）の撮影なんだって〜」と教えてくれたのだが、その口調は、「そんなことも知らないの？、バッカじゃない！！」という言葉が省略されているようだった。
野郎なんゾを見てもしかたないので灰皿を探したが、結局そうとう離れている電通のビルの前で見つけた。
綺麗なのはけっこうなのだが、どうも私には居にくいビル群なのだった。
□2007/04/07（土）：新入社員
客先で作業をしているのだが、昨日、喫煙室へ入ると、入ったとたんに「お疲れ様です」と大勢に挨拶されて驚いた。
見ると、全員「新入社員」である。
どうやら研修の休息時間らしい。
まだまだ緊張状態らしく、自分達と違う雰囲気の私をだいぶ気にしていようである。
彼らからすれば、部外者なのか、社員なのか判らないし、研修の愚痴も言いづらいのだろう。
私が就職したのはもう29年も前のことになるので、新人研修のことは、かなり記憶の彼方のことになっているが、はっきり覚えていることもある。
中堅のおっかなそうな社員がすごい激を飛ばしたりしたのだが、そんな内容は全然覚えていない。
しかし、当時の部長が「まずは元気で普通にやってれば良いんだ」、「嫌なことも多いだろうが、嫌なことをクヨクヨ考えていると、自分の中で増幅してしまうから、トットト忘れることだ」
「真面目に素直に何年かやってれば、自然に一人前になれるンだ」ってな気楽な話しをしたのが印象的だった。
当時はけっこう「スパルタ教育」的なものが流行っていて、私達は研修の最後にナント！、「自衛隊」の体験入隊で北富士演習場へ行って一週間くらい毎日朝から晩まで走り回ったりした。
何週間も体験入隊している、とある一流企業の連中の軍隊行進などは完全に一人前になっており、私達はそれを見て「スゲ〜、ありつらもう軍人になっちゃってるヨ」と、ビックリだった。
1978年の4月はけっこう寒い日が多く、研修期間中はコートを着てくる人が多かった。
□2007/04/04（水）：春の嵐
日曜日は気温も高く、歩いていると暑いくらいで、絶好のお花見日和となった。
ところが一転、月曜日から寒くなった。
今日は、客先から事務所に帰るとき、ちょいと九段下で寄り道をして桜見物をした。
皇居のお堀の回りには桜が多く、人も沢山いてちょっとしたお祭り状態だった。
なんとなく、同じような雰囲気の人が多いように感じたが、どうやら武道館で「帝京大学」の入学式があったようである。
桜満開の入学式というのも、なかなか思い出深いものになるのだろう。
千鳥ヶ淵に行くと、ここはとんでもない人出で、歩くのもけっこうタイヘンである。
お堀には桜の花びらがいっぱいで、ピンクの水面にボートを漕いでいる人が多い。
高田馬場の客先で話しこんでいるうちに、空がいきなり暗くなった。
「なんか暗くなりましたネ〜」などと言っているうちに、すごい雷雨となり、「こりゃ当分帰れませんな」などと外を眺めていたら、こんどは雪になった。
部屋の人達は騒然となり、みんな窓際に行って、携帯で写真などを撮っていた。
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