□2007/10/27（土）：秋の台風と傘
今日は朝から台風２０号の雨と風で騒がしかった。
午前中は車検に出す車をディーラーに持って行った。
「何か問題はありますか？」と言うので、「実はスピードメーターが０のまんまで動かないンですヨ、しかも、（Ｓ）というランプが点滅しっぱなしです」と言うと、「ウ〜ン、どうやらセンサーがおかしくなっていそうですネ〜、とりあえず見て見積を出しましょう」と言う。
１６年も使っている車なので、「修理部品がありません、スピードメーターが動かないと車検が通りません、買い替えましょう」などと言われたらどうしようと、ちょっと心配していたのだが、家に帰ってしばらくしたら電話がかかってきて、そう高額でもなく修理が出来るとのことでホッとした。
家に帰るときに、若干風が出てきたのだが、傘の骨の一本がブラブラしてきて、どうも具合が悪い。
現在はビニールの傘は100円ショップで売っており、普通の傘でも1000円くらいでちゃんとしたものがある。
私は1000円くらいで買ったワンタッチで開く傘を使っているのだが、半年くらい前の風の強い日に骨が一本曲がってしまったのである。
しかし、完全に折れたわけでもないので、そのまま使っていた。
ところが最近になって曲がり方がだんだんひどくなり、どうも具合がよくないのである。
閉じると、骨が一本ヘンテコリンな方向に飛び出て、キチンとまとめられないのである。
「この程度の不都合で買い換えるのも悔しいな」と思っていた。
先週、別の用で日曜大工の店に行ったときに、偶然傘の修理部品を見つけた。
320円出して1000円のボロ傘を修理するべきか？
しかも、やったことがないので、うまく修理出来るかはわからないである。
「ものは試し」と買っておいたのである。
使って修理した結果は、どうしても素人なので、なかなか満足という具合にはいかないが、まぁ、それなりに出来た。
修理が出来ると、とたんに雨の中を出かけたくなるので、我ながら「50過ぎてもガキだな〜」と思うのである。
□2007/10/20（土）：巷はバブル？
数日前、朝のニュース番組を見ていたら、金で出来たカレンダーが3000万円だとかの話題をやっていた。
それを見ながら「なんだかバブルの頃のニュースみたいだナ〜」と思っていた。
今日は久しぶりに良い天気だったので、ナニヤカニヤ部屋の模様替えなんぞをしていたら、やたらに電話がかかってくる。
それがどういうわけか私がトイレに入っているときとか、外でタバコを吸っているときにかぎって、かかってくるのである。
「だいじな用事なら携帯に来るだろう」と思っていたが、そういうこともない。
何回目かの電話でようやく出ることが出来たが、内容はとある有名不動産業者で「マンションを買わないか」というものである。
まぁ、そんな電話はよくあるのだが、気になったのは口調と売り込み方法で、完全にバブルの頃の感じなのである。
「今買えば絶対に儲かる、損はしない」、「住む所に不自由していないなら、なお投資として買った方がよい」というのである。
先ほど銭湯に行ったが、銭湯の主人と経済ニュースを見ていたら、ビンテージ・カーとして2000GTとか、真空管のアンプと有名ブランドのスピーカーとか、レアな時計が数百万円とか、完全にバブルの頃の話題と同じなのである。
銭湯の主人と話すのは原油が90ドル近くまで高騰している話しとか、ガソリンの値段、燃料として使っているA重油の値段とか、どうも値上がりの話しばかりである。
デフレの時代は終わって、インフレの時代になってきたのはなんどはなしに感じるのであるが、もしかすると、バブル状態なのかもしれない。
□2007/10/15（月）：デモいろいろ
水曜日だったかと思うが、朝、銀座の中央通りを歩いていたら、やたらに機動隊の姿が目に付いた。
アチコチの道路で、何時でも封鎖出来るように準備しているようである。
「何事だろう？」と思うのだが、よく判らない。
昼になって、日比谷公園を散歩していたら、野外音楽堂の近辺でヤタラにプラカードを持った集団がいる。
見ると「朝鮮総連」である。
けっこう若い連中も多く、どうやらデモの準備をしているらしい。
「政府は朝日平城宣言を履行せよ」などというゼッケンを付けた人が多かった。
仕事をしていたら、どうやらデモが始まったらしく、外が騒がしくなった。
ナニヤラ叫んでいるのだが、ビルの谷間に響いてエコーがかかってしまい、内容が良く聞き取れない。
ビルの隙間からちょっと見えるだけなので、沢山のノボリも何が書いてあるのかよく見えない。
どうやら「朝鮮総連に対する不当な弾圧をやめろ！！」というような内容らしい。
デモの先頭近くには、ブラスバンドがいて、なかなか上手い演奏をしているし、なかなか統制がとれていて立派なデモだった。
しばらくして、新宿に行く用があって地下鉄の銀座駅に行こうと歩いていると、数寄屋橋の交差点方面が騒がしい。
機動隊が沢山いる。
「トラブルか？騒乱か？」と見ると右翼である。
おそらく、朝鮮総連のデモを妨害しようと繰り出して来たのだろうが、機動隊に阻止されて交差点内で立ち往生しているのである。
ギャーギャーと喚いている内容は、機動隊と警察に対して、「貴様らは、あんな国の連中を保護して、正当な日本国民である我々の交通を妨害するとは、何たることだ、恥を知れ」と、まぁ、言っていることは正当である。
しかし、どう見てもガラが悪いしカッコ悪い。
あの迷彩の戦闘服でワメくのは、どう見ても時代錯誤だし、イタダケナイ。
あんな威圧的な格好をせずに、もうちょっとスマートに出来んものか？と、思うのである。
内容の賛否はおいといて、アピールのやり方としては完全に朝鮮総連の勝ちである。
しかし、若干であるにせよ緊張感のあるデモを見たのは久しぶりであった。
□2007/10/08（月）：いじめ報道
以前からのことではあるが、最近の報道バラエティー番組はなんだか異常な感じがするのである。
まぁ、ニュースネタを使っただけのバラエティーなんだと思えば良いのかもしれないが、それにしてもちょっと、と思うのである。
ずいぶん前に「ニュース三面記事」（だったと思う）という番組が、下ネタ中心で面白おかしくネタにしていたことがあったが、今のバラエティー番組は、それよりニュースっぽい雰囲気でやっているから、ネタというより真実に感じてしまうのである。
特に「朝青龍」のニュースとか、「沢尻エリカ」のニュースなんぞは、そもそもニュースとして取り上げる価値があるんだろうか？とさえ思ってしまうのである。
「朝青龍」のことは、ようするにやんちゃ坊主が仮病を使って遊びに行ったということだし、そんなメクジラ立てるほどのこともないと思うのである。
せいぜい「建前として病気だということにしたんだから、ちっとは病人らしくしとれ！」くらいの注意で十分だと思うのである。
「横綱としての自覚がどうの」とか言っても横綱にしてしまったんだから、しょうがないし、「根性がどうのこうの」と言っても、その程度の根性の力士に皆コロコロ負かされてしまっていたわけなのだから、あまり言わない方が良いくらいのものに感じるのである。
「沢尻エリカ」の話しはもっとアホらしくて、ようするに「テングになってしまった子供が、気に入らないないことがあって皆の前でダダをこねた」というだけのことなのである。
まぁ、本当の女優ならそれ自体演技で、「どうです、話題になったでしょう？、皆さんよろしくネ！」くらいだったのだろう。
どのニュースも、一斉に嵐のように報道し、次に血祭りに上げる人が出るとパッと切り替えて新しいネタを嵐のように報道する。
なんだか、３歩くと忘れてしまうニワトリのような報道のしかたをするのである。
あとは「コメンテーター」と言われる人達である。
たまには「慣れない外国でタイヘンなんでしょう？、里心がついてしまって、故郷でハネを伸ばしたンでしょう」とか、「誰だって機嫌が悪い日はあるヨ、お通じが悪かったンじゃない？」くらいの寛容な意見を言う人がいないもんかと思うのだが、どうも建前論で終始しているので、どうしても「極悪非道」のことをやったような報道になってしまっているのである。
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