□2008/03/30(日):無差別殺人

土浦で8人を襲った24歳と、岡山で会社員を電車に向かって突き落とした少年のニュースが報道されていた。
両方が「真面目で大人しい孤独な子」ということだが、本当はどうなんだろうか?

それにしても、24歳の方はアルバイトを点々として現在は半分引きこもり、少年の方は大学進学が家庭の事情で駄目になって就職活動中ということで、境遇としては何処にでもいるような感じである。

ニュースで聞いていると、あたかも「アルバイトを点々としていた」とか、「家庭の事情で進学が出来ず・・・」などが重大な問題点のように報道されているのだが、そんな人はいくらでもいるので、ああだこうだ言うほどのことではないと思うのである。
もうちょっと意味のある調査をしてもらいたいものである。

しかし、24歳の方は「死刑になりたかった」とか、18歳は「刑務所に入りたかった」とか、ちょっと想像を絶する感覚ではある。
彼らにとっては人生はただのメンドクサイ重荷だったように感じるのである。

そうだとすれば、自分の人生でさえ重荷に感じる人にとっては他人の人生なんぞはさらに軽いものだろうから、そういう人に「他人に対する思いやりや、残された家族の悲しみを判ってほしい」などという言葉は全く意味の無いことだろう。
両方共に一種のなげやりな破滅願望を感じるのだが、そういう人の対処方法はあるのだろうか?

ずっと前に、ある簡単な仕事をやらない男に「何故言われたことをやらない?」と聞いたら「めんどうだったから」という答えに愕然をしたことがあるのだが、そういう人間を使えと言われても困ってしまう。
この事件を起した2人もおそらくどうにも対処出来ないような気がするのである。


□2008/03/23(日):春分の日

20日は春分の日で、アーサー・C・クラークが90歳で亡くなったというニュースが出ていた。
私はマニアというほどではないのだが、子供の頃はSFをよく読んでいたので残念である。

好みとしてはクラークのSFは好きなものはそう多くはない。
ベスト3を出せと言われると、銀河帝国の崩壊、都市と星(ネタは同じ)、宇宙のランデヴーといったところだろうか?

宇宙のランデブーは高評だったようで、続編がだいぶ出たのだが、どうも私の好みからはドンドン離れていったような気がしたのである。

一番有名になったのは映画にもなった「2001年宇宙の旅」なのだろうが、どうも私には難解すぎてナニガナンダカよくワカランというのが正直なところである。

銭湯では、日本発の「振り込め詐欺」が台湾/中国などで猛威をふるっているニュースが評判だった。
「こういうのも文化輸出と言うンじゃろうか?」と、銭湯の主人は複雑な顔をしている。

フランスの会社に勤めており、日用品の輸入販売をしているAさんは中華思想を持っている国に対しては辛辣で、チベット問題に絡めて強烈な中国批判をしていた。


□2008/03/15(土):危機管理

もう3月も半ばで、桜の開花予想まで出る季節になったのだが、1月に起こった事件が未だに解決しない。
元々私の仕事の半分くらいは失敗の後始末みたいな部分があるのだが、今回の不祥事の顛末にはちょっと驚いた。

別のプロジェクトでは既に経験済みの事件だったのだが、どうやら今回のプロジェクトでは元請の会社のお偉いさんに「危機管理」に弱い人がいるらしく、ちょっとした火種をどんどん大きくしてしまったのである。

私がとある官公庁の仕事をしていた頃にもそういうタイプの管理者がいた。
そういうタイプの人は、ちっちゃな火事を見たときに消そうとせず、誰が悪いのかとか、どうして火が点いたのかとか、原因究明と非難することに終始し、どんどん火が大きくなるのである。

今回のことはその典型で、何時の間にか「損害賠償」がどうのこうのというほどに発展してしまった。

私が経験した全く同じトラブルでは、一番大きな騒ぎになった場合でもせいぜい「始末書」だったし、元請けの担当者も「もしかすると筆無精さんに何か書いてもらうかもしれません」くらいな雰囲気だったのである。
それが知らないうちに大騒動に発展してしまい、にっちもさっちも行かない状況に陥った。

さてさて、どういう結末になるのであろうか?


□2008/03/02(日):GALA湯沢

土曜日に、会社の連中と初めてガーラ湯沢のスキー場に行った。
このスキー場は1990年に開設されたバブル時代のスキー場なのだが、企画が良かったらしくて今でも営業しているのである。
もっとも、昨年から南エリアが閉鎖されており、縮小傾向ではあるらしい。

金曜日は全国的に晴れて、土曜日は曇りから雪という予報だったので「天気が下り坂なら早めに行って早めに帰ろう」という予定を立てた。
ところがである。
ナント!、私は寝坊をしてしまったのである。

幹事から「東京駅の1番線にいますから来て下さい」という集合案内のメールで目が覚めたのである。
「アチャー!、やっちまったぜ!」と、後から行きますメールをしたが、結局スキー場へ着いたのは昼だった。
しかも正月同様に雪がかなり降っており、風も強くて辛い。
新雪がそう深くはないのが救いなのだが、回りが白くて何処を滑っても同じような感じである。
結局3時間半ほど滑っただけで終了した。

今年はどうも吹雪ばっかりでイマイチなシーズンになってしまった。


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