最近の出来事

□2008/08/31（日）：時計屋がない

入院している親父の腕時計のバンドが切れた。
病院にいるのだから時計なんぞは不要かと思うのだが、どうも本人は時計が無いと不安らしい。
一刻も早く修理しろと言うので病院の近所を探してみたが、どうも時計の修理が出来るような店がない。

交番で聞いてみたが、「そもそも時計屋はこの近所にはありませんな～」とアッサリ言われた。
確かに有るのはブティック、飲食店、ファーストフード店、コンビニばかりである。

自宅のある郊外ではまだ時計屋とか電気屋とか残っているが、都心部ではそういう店は全滅状態だと痛感したのである。

アチコチ探したが無いので新宿へ行った。
そこの大型量販店の修理部へ行ってみようと思ったのである。
聞いてみると、修理自体は工場へ持って行くので預かりになるが、バンドそのものを購入すれば交換は無料とのことである。

修理ではなく交換ということなのだが、バンドの値段と修理の値段を比べると、バンドを買った方が安いほどである。
時間がもったいないのでバンドを交換してしまったが、もったいないことである。

以前、自転車の修理をしたときも感じたのだが、物の修理がだんだん難しくなり、交換したり新品を買った方が楽な時代になったことをつくづく感じた。

□2008/08/29（金）：核開発

昨夜というか今日の明け方というか、３時頃にすさまじい雷雨で目が覚めた。
シャッターの付いていない小窓からフラッシュを焚いたような光と雷の音がすごかった。
ちょっと外へ出てタバコを吸いながら観賞していたのだが、近所の駐車場は池のようになっているし、雨の量もはんぱじゃない量だった。
しかも夕立と違って１時間しても衰える気配がない。
こりゃぁ、昨今流行のゲリラ豪雨ではなく、正攻法の豪雨だなといった雰囲気だった。

北朝鮮がアメリカの「テロ支援国家解除」が凍結されていることを理由に核開発施設の放棄を止めるということだそうである。
アメリカのメンツ丸つぶれで、アメリカはどうするのであろうか？

基本的には「政策が失敗しました」と認めることは出来ないだろうから、何らかの成果を見せて「継続中です」ということにしたいだろう。
それとも大統領選挙でウヤムヤになってしまうのであろうか？

ここでなんぞ名誉挽回しようとして「落とし所」を探ろうとすると、「何かくれたら会議をしてあげても良い」ってなことで、またまた支援をするはめになるのだろう。

しかし、おそらくは何をやってもどうしようもないのである。
まぁ、国家をあげて詐欺をしないと食っていけない国なのだから、しょうがないのかもしれない。
本来アメリカは無視してしまいたいのだろうが、こと安全保障となると急に神経質になる国だから「無視」は出来ないだろう。

北朝鮮からすれば、進展がなくてもこれ以上悪くなることはないのだから、口を開けて待っていれば何か入れてくれるかもしれないと静観してしまうだろう。

□2008/08/24（日）：マンション不況

昨年暮れに近所に大きなマンションが完成した。
売り出してしばらくしてから急激に値引きをしたらしく、ニュースでも出ていた。
休みの日に近所を通るのだが、何時も販売員がプラカードを持って前に立ち、パンフレットを配っている。

ニュースを見ていたらマンションが売れ残ってたいへんらしい。
それを安く買いたたいて、相場より安く販売する転売業者が大もうけをしているそうである。
買う方は「まだ下がるのではないか？」とか、「買った後にもっと安い価格で売られたらタマラン」とかで躊躇してしまうらしい。
また、高い買い物をしてから給料が下がってローンの支払いに困ってしまうのではないかという気分もあるらしい。

昨年やっていた仕事場で、勝どきに近い所の高層マンションを買った若い人（２８歳）がいて、「もうじき完成（今年の５月）なのですが、だいたい4500万円くらいもしたので、返済を考えると気が遠くなります」ってな話しをしていた。
確かに金利は低いし、その仕事は単価が高かったし、賃貸料をいくら払っても最終的には自宅が必要だし、などなど考えるとしょうがない話しなのだが、ここ半年の値下がりを見ていると嫌になってしまうのではないだろうか？

その番組では「景気が悪くなってきたので政府はどのくらいの補正予算を組むか？」というような話しだったが、世界的なバブル崩壊状態ではおそらく何をやってもそれほどうまくはいかないような気がするのである。
アチコチのワイドショーでは「原油の投機に規制をしろ」ってな話しが出ていたのだが、投機が起こるというのは一種のバブルなわけだから、パンクするまではどうしようもないし、変な規制をかけると日本のバブル崩壊のように急激に下がってしまう。
バブル崩壊のときも土地の投機に対して全く同じような議論があったように記憶しているのである。

しかし、原油や土地の値上がりのときは「規制しろ」という声が出る割には、株が上がった場合には「規制しろ」という声が出ないのが不思議である。

□2008/08/17（日）：オリンピック

今日の東京西部は昨夜からの小雨で急に気温が下がり、部屋の中でも25度しかない。
昨日までの猛暑は何処へ行ったやらという雰囲気である。
もっとも、またすぐに暑さがぶり返してくるのだろう。

テレビでは中国のオリンピック番組が多い。
中国がオリンピックの誘致を決定したときに、ちょうど私は中国人と仕事をしており（2001年7月）、彼はたいへん盛り上がっていて仕事を早めに切り上げてまで次期開催国決定のニュースを見たがった。
やはり上昇気流に乗った国は個人も勢いがあるなと感心したことを思い出す。

私の記憶にある「東京オリンピック」がまさに現在の「北京オリンピック」と同じように、日本が上昇気流に乗っていた時代だったと思うのである。
当時新宿に住んでいた私の記憶も、東京オリンピックを境にして貧しい状態から脱却したような印象があるのである。
おそらく現在９～１１歳くらいの中国の子供もそんな記憶を持つのだろう。

脳梗塞でリハビリ中の親父が相当落ち込んでいるので、北京オリンピックにかこつけて東京オリンピックの頃の話しをさせると、そのときだけはイキイキと話しをする。
当時親父は３０歳代後半で、ある意味一番仕事が出来る年齢だったのである。

そこで、話しのネタにしようと本棚でオリンピックの資料を見ていたら、当時の競技日程表が出てきた。

この冊子の末尾には、各競技の入場料金表が付いているのだが、いかにも昭和３９年で笑ってしまう。
一番高価なのが開会式と閉会式の特別席で8000円、一番安い席が500円である。
そして一番安いのがライフル射撃で、朝霞射撃場の入場料はナント！100円である。

□2008/08/09（土）：原子爆弾

毎年、広島と長崎の原爆慰霊祭が放送されるのだが、「核廃絶」という目的はいっこうに進展しない。
それどころか北朝鮮が核開発して核実験まで行ったのである。
参加している人達はどう感じているのだろうか？

「念仏平和主義」で、ただ祈っているだけなのだろうか？
お祈りをして「私達は正しい、悪いのは核兵器を持っている人達だ！」という自己満足だけの世界なのだろうか？

ずいぶん前、インターネットが一般化する前に、とあるパソコン通信で「本当に核兵器を廃絶する具体的な方法は？」というような話題が出たことがあった。
話題がかなり過激だったので最終的な結論としてはゴタゴタになってしまった。

その中で一つの現実的方法として、「現在の核兵器が子供のオモチャに見えるほどの強烈な兵器を開発する」というのがあった。
あまりに正攻法の意見で笑ってしまうのだが、素直に核兵器を廃絶するためには確かな方法だと思われるのである。
しかし、そんな兵器がありえるのだろうか？

ニュースを見ていたら、ロシアとグルジアの雲行きがアヤシイらしい。
まだまだ戦争のネタは尽きないのである。

□2008/08/06（水）：皆既日食

１日のモンゴル、中国での皆既日食を観測しに行った人達の帰国報告が続々と入ってきた。
今回は巴里坤（パリコンと読むそうである）とか甘塘鎮は駄目で金塔県は快晴だったそうである。
今回の場所はゴビ砂漠の近くで乾燥した高原が多いはずだったのに、以外と成功率は低かったようである。

それでもシルクロードの旅を満喫出来たようだが、テロが発生してウルムチからの脱出はギリギリだったようである。
「もう一日遅れたら混乱したかもしれない」などと物騒な話しも出ていた。

観測地は内陸で、気温は楽に40度を超えていたそうである。
それでも乾燥しているので日陰に入っていれば問題は無いそうである。

笑ってしまうのが、中国では気温が40度を超えると職場が休みになる規則なのだが、40度を超えたと発表されたことが無いらしい。
現地で観測している人達は40度以上の気温を観測しているのだが、発表を見ると38度だったそうである。
「こんなんで良いのかナ～」といった雰囲気だそうだが、いかにも中国らしい。

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