□2009/11/29（日）：昭和を知らない子供達
昼頃に高田馬場駅近郊で買い物をしようとしていたら、商店街（小さい）が騒がしい。
なんじゃろ？と見てみると、商店街が餅つき大会をしており、ついた餅で雑煮なんぞを作って配っている。
臼と杵を使った餅つきなんぞを見たのは久しぶりだった。
そろそろ暮れも近づいてきたんだな〜といった感じだった。
親の家に行くと、成人式用の着物を作った姪が来ていた。
ここ半年くらい、「あーでもない、こーでもない」と、着物のカタログを見ており、私はウンザリしていたのである。
姪っ子本人は派手で明るい雰囲気が好きなようなのだが、成人した割りには小柄で幼い顔つきなので、私が「オマエがそんなの着ると、成人式じゃなくて七五三になっちゃうぞ」と言うと、「やっぱり〜、私もそうじゃないかと思ってたンだよ」などと言っていたのである。
しかし考えてみると、彼女達はもう昭和の時代の思い出が無い世代なのである。
私が若い頃には、戦後世代（団塊の世代）が「戦争を知らない子供達」という、かなり挑発的な歌を謡っていたのだが、姪っ子達には「昭和を知らない子供達」に相当する歌が無い。
姪のちょっと上の甥も、高度成長もバブルも知らないのだが、やはり話をすると私などとはだいぶ感覚が違う。
彼らは「夢」とか「希望」とかが大好きで、「夢」とか「希望」を持っていなといけないという強迫観念があるようなのである。
「私には夢が無いンだ、どうしたら良いか判らない」などと言う。
「オッチャン（私のこと）はどんな夢を持っていたの？」などと聞いてくるので、私が「なんじゃそれは？、そんなもん持ったことないぞ！」と言うと目を丸くする。
彼らは、怠け者の私から見ても勉強しないのだが、どうやら「夢や希望を持って、それに向かって努力することが素晴らしい」と思っているらしい。
すると逆に「夢や希望を持っていない場合は努力出来ないし、してもしょうがない」という理屈になるらしい。
こんなんで良いのだろうか？
□2009/11/22（日）：デフレ宣言
先週末に民主党の菅直人副総理がデフレ宣言を出した。
しかし宣言自体もなんだかたどたどしく原稿を読んでおり、経済用語も言い馴れない感じで「この人は普段経済関係の話をあまりしていないな〜」といった感じだった。
しかも宣言をしたからどうこうというものではないらしく、何を目的に言ったのかよく判らない。
アチコチの地方都市にある「交通安全都市宣言」というような、なんだか言っておくと良いことがあるような「おまじない」かもしれない。
ちょうど２年前の暮れには「こりゃぁ、インフレかな？」と思っていたのだし、去年の夏までは「オリンピックが終了してからの中国経済が心配だ！」などと言っていたのが夢のようである。
もっとも、経済ニュースでは数年前から「そもそも日本は人口が減るのに成長出来るのか？」などと言われていた。
確かに、経済成長というものは金が今まで以上に動くことなので、人口が減りながら経済成長するということは国民全員が人口が減る分以上に金を稼いで今まで以上に使わなければ成長しない。
「そりゃぁ、無理というものでしょう？」といったところである。
□2009/11/18（水）：しし座流星群
今日の明け方は、久しぶりに多数のしし座流星が見られたようである。
予報では2001年ほどではないにしても、かなり多く流れそうだという予報が出ていた。
私も暇だったら郊外に出てみようかと思っていたのだが、そうはいかなかった。
来年７月のイースター島皆既日食は、だんだん具体的なツァー情報が入るようになった。
しかし、90万円くらいもかかるようで、ちょっと凄すぎるような気がする。
中には現地集合というツァーもあってビックリである。
タヒチでは、パペーテから小型機で環礁に行くツァーがだいたい60万円くらいだそうで、こちらも値段としては強烈である。
しかし、これからしばらくは皆既日食の条件がどうも良くない。
来年のイースター島は島なので世界中から観光客が来ると大変だし、2012年のオーストラリア北部の皆既日食は夜明け直後で条件が良くない。
2015年の北欧の皆既日食はアイスランドとイギリスの間を通るので、やはり陸地を通らない。
どおやら陸地でゆっくり見られるのは2016年のスマトラ島、ボルネオまで待たなければならないようである。
□2009/11/11（水）：はみだしもの同盟
以前、私と働いていたことのあるヤツが話をしたいというので会った。
彼は転職してマァマァ満足出来る仕事をしているらしい。
「ようやく少しは貯金も出来るようになりました」などと言う。
彼は３０をちょっと過ぎた年齢なので、そろそろ結婚のことを考えているようで、今流行りの「婚活」などもやっているらしい。
しかし、なかなかうまく行かないようで、ちょっと悩んでいるようである。
彼は「筆無精さんや私のようなはみ出し者は、なかなか結婚出来ないンですネ〜」などと言い出す。
私が「こらこら、勝手にはみ出し者同盟を作るなよ」と言うと、「だって、筆無精さんはあきらかに変じゃないですか」などと失礼なことを言い出す。
「わざわざ教えてくれてありがとよ」と皮肉を言ってもぜんぜん通じない。
彼はどうも今時の若い女性の結婚感が理解出来ないらしいのである。
まぁ、私にも不明なのではあるが、「名も無い小企業に転職したばかりで、ようやくちょっと貯金が出来るようになったけど将来はどうなるか不明です」という男性が魅力あるように見えるとは思えないのである。
他人事ながら「大変だナ〜」と、少々同情してしまうのである。
□2009/11/08（日）：金冠日食
皆既日食マニアのメーリングリストでは、来年１月１５日にモルジブで見られる金冠日食の話題で盛り上がってきた。
今年のトカラ列島の皆既日食に失敗した人達が、せめて金冠日食でリベンジしようとしているようである。
もちろん、本命は来年７月のイースター島の皆既日食なのだが、どうやらイースター島はトカラ列島以上に旅行が難しいらしい。
旅行会社はイースター島を諦めてタヒチの環礁に行く弾丸ツァーを発表している。
私もタヒチには引かれるのだが、はたして行くことが出来るだろうか？
私の周りの連中でも、７月の皆既日食の報道で興味を持ったのがかなりいる。
今までは私が皆既日食を見に行くと言っても「なんだか知らないけど、物好きだね〜」くらいだったのが、急にアレコレ聞いてくるようになった。
やはり、テレビの威力はすごいものである。
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