□2012/02/29（水）：大雪
今日は朝から雪が降っており、しかもだんだん積もっていった。
また当分はこの雪が消えないンだろうな〜と、ウンザリなのである。
一週間の間、ピロリ菌退治のための薬を朝晩と飲んでいたが、ほんとに利いたのだろうか？
この薬を飲むと下痢をしたりするらしいのだが、私の場合はどうもそんなこともない。
それどころか、野菜中心の食生活に切り替えたせいかやけに便通が良い。
一日おきの朝に、硬すぎず軟らかすぎないのが多量に、しかも踏ん張る必要も無く適度な抵抗でニョロニョロと快適に出る。
しかも、最後はスポンといった感覚でスッキリと出終わり、おしりもあまり汚れない。
トイレの中で思わず「かいか〜ン！！」と言ってしまいそうな気分になるのである。
しかし、出すのは良いのだが、なにぶん食べているものがニンジン、キャベツ、玉葱、・・・と、野菜ばっかりで、なんとなく常に若干の飢えを感じているのである。
まぁ、お腹が空いたという感覚は悪いものではないのであるが、医者と話をすると基本的には私が好きな食べ物はみんな糖尿病には悪いのである。
そもそも私は食べ物の好き嫌いは無いのだが、塩を利かせたベーコン、栗、カボチャ、グレープフルーツジュース、柑橘類、ケーキ類、チョコレート、蜂蜜、砂糖とレモンをタップリ入れた紅茶、そしてタバコ。
これら大好きな食品を全て一ヶ月以上口にしていない。
これらのものを好きなだけ食べられるようになるのだろうか？
□2012/02/22（水）：ピロリ菌の排除
今日は久しぶりに胃カメラを飲んだ。
何の抵抗も無く飲める人と、私のように何回やっても辛い人がいるようである。
点滴で一種の麻酔薬を入れて、ボーっとさせて苦痛を和らげることも出来るようなのだが、私には勧めてくれない。
今回は胃カメラを入れはじめてすぐに医者の手が止まった。
「食事を飲み込むときに辛いことがあるでしょう？」と聞いてくる。
私としては、胃カメラを入れはじめて一番苦しいところなのであまり留めてほしくないのだが、確かに身に覚えがあるのでうなずく。
「食道に炎症がありますぞ」と言う。
胃に入ってからも「だいぶ潰瘍がありますぞ、食事するとすぐにおなかイッパイな感じになるでしょう？」と言ってくる。
これも確かに身に覚えがあるのである。
「ピロリ菌がいるか調べましょう」と、胃カメラのパイプの中に針金のようなものを入れていき、どうやら胃壁から肉片を取るらしい。
二回くらいやって終了である。
以前は胃カメラを抜いてさえしまえば後はスッキリしたのだが、今回はどうも胃カメラを抜いてもなかなか辛い感じが解消しなかった。
待合室でしばらくは、妙な吐き気に悩まされていた。
これも歳のせいなのだろうか？
検査をしていっても糖尿病の原因は判らないのに、なぜか別の病気が発見されていくのである。
「どうも筆無精さんの場合は、ほっとくと胃がんになる可能性もありますから、ピロリ菌を退治してしまいましょう」と、抗生物質のキットを渡された。
強烈な薬を沢山飲んで、消化器系の微生物を全滅させてしまうらしい。
さて、明日からしばらくは薬づけである。
□2012/02/19（日）：卒業旅行
姪っ子がトルコ旅行から帰ってきた。
私が「オマエはいったい何回卒業旅行をするつもりだ？」と言うと、「エッヘッヘ、もう一回くらいしたいな〜」と、もう夢中である。
二年前に初めてイタリア旅行をしていらい、台湾、ベトナム、オーストラリア、イギリスと、機会と金があれば飛び歩いているのである。
まぁ、私も旅行にはずいぶん金を使ったし、若い頃に刺激を受けるのは良いことだと思うのである。
もっとも、姪っ子の同級生の一人の男子は刺激が強すぎたらしく、大学を中退してしまいタイだったかへワーキングホリデーで行ってしまったらしい。
それはそれでちょっとと思うのである。
今回の旅行はナント！、４０名近い人数のツァーで、それも全員が大学生だったそうである。
「どんな連中だったの？」と聞くと、７名のグループと、それ以外はほとんどが学生カップルだったそうである。
そういうのを聞くと、日本は景気が悪いと言いながらやはりものすごく裕福なのである。
彼女が「これ、オバアチャンにおみやげ」と出したのは蜂の巣である。
６年くらい前に親を連れてトルコへ皆既日食を見に行ったときに、アンタルヤという地中海に面した町のホテルで蜜蜂の巣を食べたのである。
母親はそれがかなり気に入ったようで、「とても美味しかった」と、繰り返し言っていたのである。
それを覚えていてくれたらしい。
姪っ子達は「そんなに美味しいとは思わないけど・・・」と、ちょっとガッカリといった感じだった。
確かに、お茶とか、現地ですごく美味しく感じても、日本に持って帰ると「そう美味しいものでもない」というのがよくあり、人間の感覚はあてにならないのである。
□2012/02/16（木）：悪いうわさ
銭湯へ行くと常連が「筆無精さん、なんかたいへんらしいね〜」とか、「不摂生ばっかりしてるから病気になるんだよ」とか、勝手なことを言ってくる。
介護の仕事をしているオバハンなどは、「アンタみたいな痩せっぽちがどうして糖尿病なんかになるの〜、あたしみたいに太っていても大丈夫なのに〜」と、遠慮がない。
オマケに人によってはなんとなく尾ひれが付いていたりして、ちょっと違ったことになっていたりする。
銭湯の主人は「そのうちに香典を持って来る人がいるかもしれませんね〜、へっへっへ」などと言う。
「アンタが言いふらしてンでしょうが！！」と言っても馬耳東風である。
確かに糖尿病という診断が出たのだが、色んな症状がでて酷い状態なのである。
１、視力が衰えて老眼がひどくなった。
遠くのものはよく見えるので自動車の運転には問題が無いのだが、近くのものはぜんぜん見えなくなった。
２、ものの味が判らなくなった。
特に辛味とか塩のしょっぱさが判らなくなり、タバスコさえ舌ではあまり感じない。
喉が痛くなってようやく辛いとかが判るのである。
そのくせ常に変な味がするような感じで、ただの水がなんとなくしょっぱく感じたりするのである。
ご飯を食べてもパンを食べても、なんだかねとねとするものが口の中にあるという感じでぜんぜん美味しくない。
人によっては食事が苦痛になって体重がどんどん減少することもあるらしい。
確かに今晩はヤキソバを食べてみたのだが、ソースの味が判らないので、ただのベタベタする麺で、「こんなに不味いヤキソバは初めてだ！！」という感じで、お茶でむりやり流し込む状態である。
なんとか改善してもらいたいのだが、どうなることやら。
□2012/02/12（日）：放射線の測定
エステーという芳香剤の会社が去年の秋から線量計を売り出した。
もちろん福島の原発事故で需要が見込まれたわけである。
私は大学では物理を専攻していたのでガイガーカウンターも使った記憶があるのだが、まぁ、何もかも記憶の彼方という感じではあった。
ただ、基本的にこういったものに興味があるのは変わらないので、新型の線量計が売り出されるというのを聞いて申し込んでおいた。
送料込みで6300円というので、まぁ良いかという感じだったのである。
届いたので実際に使ってみると、センサーが小さいので値はそれなりにばらつきがあり、同じ場所でも時間の経過とともに値がずれる。
10秒毎に更新されるので、数分間の平均を取るのが良いのだろう。
私が住んでいる家の中ではほぼ0.05マイクロシーベルト以下で、外の川沿で草が多いところを歩くとだいたい0.10マイクロシーベルトだった。
親の住んでいる新宿の神田川沿いもだいたい同じような値だった。
どちらもアスファルトで水はけの良いところでは値が下がる。
そして、学生のときの実験中に、その測定を狂わせるほどの放射線を出していた私の腕時計がどうなのか、引き出しの奥から取り出して調べてみた。
この時計は叔父の形見で、私が中学生になったときに叔母がお祝いにくれたものである。
大学生の頃にはまだ光っていた夜光塗料も、40年近く経つ今では暗くしても光ってはくれない。
センサーの下3cmくらいの距離で0.3〜0.5マイクロシーベルトである。
平均で0.4とすると年間で3.5ミリシーベルトとなる。
昔は皆がこういう腕時計をずっと手にはめて平気だったのである。
それ以外で放射線を出すものといえば、蛍光灯を発光させるグローランプがあるので計ってみた。
腕時計ほど顕著ではないが、0.05〜0.08マイクロシーベルトという値となった。
これらの値から何が判るのかというと、ちょっと調べないとならないのだが、放射線というのはなかなか面倒なのである。
□2012/02/05（日）：インシュリン
検査の結果はどうもあまりよろしくなく、とうとう私は立派な糖尿病になってしまったらしい。
すい臓にだいぶダメージがあるらしく、一日に三回もインシュリンの注射をしなければならなくなってしまった。
オマケに血糖値の検査で食前・食後と就寝前と、多い時には一日７回も血を取って検査しなければならない。
合計で一日１０回も針を刺すことになり、こんなことを毎日やったら手が穴だらけである。
しかし最近の医療器具はよく出来ていて、インシュリンの注射も血糖値の検査も全て自分で出来、しかもたいして手間もかからない。
ただし、なぜ手間がかからないかといえば全てが使い捨ての器具なのである。
血糖値の検査は、バネ仕掛の機械で指に針を刺し、一滴の血を取り出す。
その血をセンサーに吸わせて計測する。
針もセンサーも使い捨てである。
インシュリンはペン型の注射器に入っており、一回毎に適量が出るようになっている。
注射針はやはり使い捨てのものを取り付けて毎回取り替える。
一つ一つは楽なのだが、食事の都度これらの機械を使うのは持って歩くのも気を使うしウンザリする。
さて、次の検査では何が出てくるのだろうか？
□2012/02/01（水）：また警察沙汰に・・・・
えらく寒いのと私の体調がイマイチで、新宿に通うのが辛いので母親を家に連れてきた。
翌朝「ちょっと散歩する」と言い出すので、「遠くへ行っちゃダメだよ」と送り出した。
近所には公園も多いし、遠くに行きさえしなければ大丈夫と思ったのである。
ところが一時間くらい経った頃、妹から電話があった。
警察から連絡があったそうで、「もうじき、カァちゃんが警察に連れられて帰るヨ」と言うのである。
こんどは何をやらかしたのか？、と待っていると家の前にパトカーが止まった。
そのパトカーから母親が「じょうだんじゃない！」と言いながら降りてきて、ヨタヨタとではあるが一目散に家に駆け込んだ。
警官に「いったいどうしたンですか？」と聞くと、どうやらすぐ近くの公園にいたそうで「道に迷ったお婆さんがいる」という通報があったのだそうである。
後から母親に聞くと、公団住宅の駐車場の隅に雪が積み上げてあり、そこで座り込んで杖で雪を突っついていたそうである。
そうしたら通りかかった女性が話しかけてきて、家は何処か？とか、色々聞いてきたそうなのである。
おそらく、「アヤシイ婆さんが途方にくれて、杖で雪を突っついている」と見えたのだろう。
その女性が「一緒に帰りましょう」と言ってくれたそうなのだが、母親はおそらく大丈夫の一点張りだったのだろう。
おそらくその女性が通報したのだろう。
母親は「私は大丈夫なのに警察に掴まった」と感じているようで、家に帰ってからは布団に潜り込んで不貞寝をきめこんでいる。
おそらく通報する必要は無かったと思うのだが、しかたがない。
確かに母親はちょっと外見がよろしくないのである。
不要になった服をほぐし、それを使って自作した服を着ているのだが、ありていに言うと「清潔な浮浪者」といった外見なのである。
本当はもうちょっとちゃんとした服を着せたいのだが、本人は自分で作った素晴らしい服だと思い込んでいるので如何ともしがたいのである。
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