□2016/02/28（日）：徘徊での事故
ニュースを見ていたら、介護にまつわる事件が目に付いた。
一つはけっこうニュースネタにもなっている、徘徊老人が踏切に入り込んで事故を起こし、鉄道会社が介護をしていた人に対して損害賠償を請求した件。
もう一つは、ちょっと前に介護に疲れた８０過ぎの男性老人が、妻を殺した後に食事をとるのを拒否し続けて餓死したという事件だった。
どちらのニュースもテレビのコメンテーターが言うことはほぼ決まっており、近所の人達とのコミュニティーを活発化しよう、とか、政治がもっと見守りなどを強化せねば・・・・とか、まぁ、出来もしないことを言うばかりである。
確かに正論からすれば、やれることはほとんど無い。
「誰が悪いンだ？」といえば、「歳をとるのが悪い」とか「病気になったのが不運だった」としか言いようが無いのである。
時々徘徊をする母親を介護している私からしても、とても他人事とは思えないニュースなのである。
こういう話題はどうしても「不都合な真実」とでもいうようなものがあり、たとえば徘徊老人達は、こちらから見れば「徘徊」だが、彼らは彼らなりの理由で動き回っているのである。
私の母親も、警察に連れられて帰って来たときに聞くと、「お豆腐を買いに行こうとしたら、お店が無くなっていたし、近くの人に聞いてもそんな店は知らないなんて意地悪を言う」などと言う。
「しょうがないから帰ろうと思ったンだけれど、目印にしていた川が埋め立てられて無くなっていた」とか、「何時の間にか知っていたビルが取り壊されてなくなっていた」とか、本人は大真面目なのである。
ずっと前に叔父を老人ホームに見舞ったときも、「オレは別に病気なんかじゃないンだから、オレを家まで連れてってくれ」と散々ごねられて往生したこともあった。
徘徊老人は、本人はいたって正常だと思っているわけなので、そういう人達が脱出出来ないようにするためには、本人の意思を無視して「閉じ込め」とか、「束縛」とか、他人から見れば人権蹂躙のようなことをやらなければ防げないのである。
しかし、日本ではそういうことはやりにくい。
実際に、とある老人ホームでベットに縛り付けていたのが人権問題になったこともあったのである。
といって鉄道会社にしてみても、損害を受けたのは自分達なのだから、損害を与えた人に賠償請求をするのは当然といえば当然なのでる。
ここで私が感じるのは、「介護をする人に責任があると言うなら、その対価としての権限を与えてほしい」と思うのである。
権限も無いのに責任だけを押し付けられるのは、どうもちょっといただけない気がするのである。
私が感じる権限とは、以下のようなものなのである。
１、１０年以上介護をしていた人が、介護を受けていた人に起こした殺人は無罪とする。
２、徘徊老人を介護している人に対しては、閉じ込め、束縛などの人権蹂躙を認める。
３、親兄弟の介護をしている人に対しては、介護をされる人の遺産相続するときに相続割合を大幅に拡大する。
４、１０年以上介護をする人が希望すれば、安楽死をさせる錠剤を手に入れることができ、それを使用した結果の死亡は殺人とはみとめない。
こういうものがあれば、徘徊老人の事故も減るだろうし、妻を殺害して後追いで餓死をするような悲惨なものも減ると思うのである。
あの餓死した老人も、安楽死の薬があれば二人そろって平和にあの世に行けたと思うのである。
こういう問題が起こると、何時も思い出すのが「渚にて」というＳＦなのである。
この人類が全滅してしまうという小説の最後の方に、この安楽死をさせる薬が出てくるのである。
うろ覚えなのだが、無料で欲しい人にはくれるというこの薬を配るには賛否両論が噴出すのである。
しかし最後には「宗教的に色々な議論があると思うが、ここまでくれば後は個人の選択に任せるよりしかたがない」という意味の台詞が出てくるのである。
□2016/02/24（水）：清原コールが消えている？
今日は、私の体調のせいもあるのかもしれないが、朝からすごく寒く感じて、自転車で病院に行くときなんぞは、なんだか冷蔵庫の中を走っているような気分になったのである。
夜遅くなった今は、外を見ると雨の中にちょくちょく白いものが混ざっており、半分雪といった感じなのである。
ニュースでは、覚醒剤で逮捕されている清原元選手が再逮捕されたそうである。
私は正直なところ、プロ野球というものにはそれほど興味があるわけではないのだが、高校野球はけっこう好きでよく見ていたのである。
したがって、ＰＬ学園のＫＫコンビの印象は強烈だったのである。
そんなこんなで、やはり清原元選手のニュースが出ると、どうしても見てしまうのだが、先日は清原元選手の今までの活躍ぶりを放送していた。
その時に、高校を卒業して西武に入団したのが1986年と出ていた。
それを見ながら思い出したのである。
1986年の夏に放送されたのが「男女７人夏物語」というドラマで、恋愛というものがニガテな私でも楽しく見られた珍しいドラマだったのである。
このドラマはもちろん明石家さんま氏が主人公になった名作で、お笑い芸人が役者としても一流の演技が出来るということを印象付けたドラマだったのである。
そのドラマの一回目の放送で、劇中の美和子が西武球場のウグイス嬢役で、「バッター３番清原」という場内アナウンスをしていたのだった。
そんなことを思い出しているうちに懐かしくなり、ドラマをもう一度見てみることにしたのである。
そこで、ＤＶＤを引っ張り出して見てみてビックリ！！、ナント！！、ドラマの中で「バッター３番清原」という場内アナウンスの音声が消えているのである。
テレビの放送でも、ＶＨＳのビデオでも入っていたはずのアナウンスが消えていたのである。
これはいったいどういうことであろうか？
まぁ、おそらくはＤＶＤを発売するとき、なんらかの権利関係の問題が発生して「清原」という音声の名称が使えなくなったと思うのであるが、映像には「若大将清原」なんぞという「のぼり」が映っているので、どうもよく判らないのである。
ニュースでは清原氏が糖尿病を患っており、そのくせ「糖尿病の薬を飲んでいなかった時期がある」というようなことも流れる。
薬を飲むということは、清原氏の糖尿病は２型で、食事の制限とか運動とか、けっこうメンドクサイ状態になるようなのであるる。
私も糖尿病なのだが、残念ながら１型糖尿病なので飲み薬で治療が出来ず、食事の度に三度三度「インスリン」を注射するという、これこそ「薬物中毒」ということになっているのである。
その私の経験からすると、糖尿病でありながら治療をしないでいた場合、体にそうとうなダメージがあったはずなのである。
私の場合、風邪をひいたような状態がずっと続き、そのうちに夜中に何回も起きてトイレに行くようになり、目がかすみ、食べ物や水の味がなんだか変になり、口の中が乾いてしまい、最後には喋れなくなってしまったのである。
□2016/02/21（日）：マイナス金利とは・・・・
沖縄で働いている姪っ子から電話があった。
なんでも貯金が100万以上になったようで、エラくご機嫌なのである。
この子はあまり頭は良くないのだが、せっせと働くのは好きなようなのである。
小柄でけっこうカワイイ顔をしており、チョコマカと動き回るので、今までも、どの職場でも重宝されている感じなのである。
しかし、天は二物を与えずというか、どうも世の中の動きとか、組織の動きとかが解からないようで、その代わり人の気分を感じ取りすぎる傾向があるようで、ビジネスライクの要求がちゃんと言えないのである。
働き出した頃なんぞは「辞めさせて頂きます」が言えなくて、いきなり会社に行かなくなったりしたのである。・・・・・若者達はこれを「バックレる」と言うらしい。
また面白いことに、常識的な知識よりアンダーグラウンドな知識とか、反権威主義的な情報に惹かれるようで、「実はアポロは月には行っていかった」とか、「阿部首相は戦争をしたがっている」とか、まぁ何を信じるのかは本人の勝手なのだが、「年金は破綻する」という情報を信じて支払いを拒否しようとするのには思わずアリャァと思ってしまうのである。
今回も、ニュースでマイナス金利のことが色々と言われているようで、「銀行にお金を預けておくと損しちゃうってホントなの？」と、どっから仕入れた知識なのか知らないが、どうやら危機感を持っているようである。
そこで私に電話して確認をしにきたのである。
まぁ、何のニュースも見ず、何も知らないというよりは良いのかもしれないが、どうも彼女のニュースソースには首を傾げてしまうのである。
私の感覚では、「そんなことの心配をするより、コンビニのＡＴＭで銀行のキャッシュカードを使ってお金をおろすのを止めなさい！！」と言うのだが、彼女は「だって近所に銀行が無いし〜、便利なんだもん〜」と、どうも私の感覚とずれているのである。
銀行の金利より、コンビニのＡＴＭの手数料の方がよっぽど高いのだが、どうも彼女の感覚は私と違うのである。
確かに「マイナス金利」というのはどうも感覚としておかしく感じるもので、数学的、制度的には別にどうということはなくても、社会的にはどうなんだろうか？
これは「時は金なり」という命題の否定になっており、ＳＦ的に言えば時間の逆行なのである。
こういう時代では、姪っ子のようになけなしの給料を貯めてようやく100万円になったとしても、なんだか可愛そうなのである。
私が働きだした頃はずっと金利が高く、働き出してちょっと溜まった頃に、とある企業の社債を買ったときには年利が7.5％くらいだったのである。
確か200万くらいで買ったと思うので、半年毎に３万円くらいの金利が出ており、私はその度にアンプを買い換えたり少しずつ家の家電を充実させていったのである。
そのうちに企業債より金融債の方が元本保証の割には金利が高いというので、当時の日本興業銀行の利付き金融債（リッキー）とか割引債券（ワリコー）なんぞを買うようになった。
バブル崩壊の頃のリッキーは極端に金利が高く、うろ覚えだが、8.6％というものがあった。
中にはリッキーの半年の金利でまたリッキーを自動購入するという半年複利の強烈なものもあり、私の持っている計算書を見てみたら1990年の12月に購入したもの（1995年12月が満期）はナント！！、5年で1.92倍（税金が引かれるので手取りは1.8倍）になっていた。
まぁ、そんな無茶なことをやっていたせいもあって、もうこの銀行は無くなってしまったのだが、それにしてもマイナス金利というのはヒドイのである。
□2016/02/17（水）：冬は終了・・・・？
数日前に親が使っていた「コタツ」が壊れた。
もう何十年も使っている旧式で、「レモン球」という大きな赤く光る電球のもので、足が何回も折れたりしてボロボロ状態だったのである。
コードも何回か取り替えており、「何かあったら買い替えだな」と思いながらもずっと使い続けてきたものだった。
スイッチを入れても全然光らなくなり、「これはどっかで断線したらしい」と思うのだが、年寄りが使うものだし、もう内部を開けて修理して使おうとは思わなかったのである。
なんだかんだ言っても電気器具で、しかも布団を被せて使うので、基本的にある種の危険がある器具なのである。
正直なところだいぶ前から「ちょと危ないから買い換えたい」という気持ちがあったのだが、母親が「まだ使えるのにもったいない」と、強固に拒否していたのである。
今回も「あんたなら直せるンじゃないの？」と、未練タップリで、私も「一応ちょっと調べてみるよ」と、調べるふりをして「俺にももう直せない！！」と匙を投げる芝居をしなければならないのである。
近所にある量販店に行ってみると、ついこのまえまでいっぱい置いてあった暖房器具が全部撤去されており、売り場は「もう冬は終わりました！！」という感じになっていて焦る。
探すと隅っこの目立たない場所に何台か置いてあるだけで、「もう僕達は用済みで、廃棄を待つばかりです」といった風情である。
その中から適当なものを見繕って購入したのであるが、もうしばらくしてからだったら無くなっていたかもしれない。
日曜日はものすごく暑かったのだが、月曜日の午後からだろうか急激に気温が下がり、今日などはエラく寒く感じるのである。
それでも親の家の近所の公園では早咲きの桜がもう満開状態である。
これはおそらく河津桜という種類のものだと思うのだが、隣では梅も咲いている。
夕方テレビを見ていたらＨ２Ａロケットが「アストロＨ」を打ち上げるというニュースが流れた。
もう夕方の５時４５分ということなので、雲が多かったらもう暗くなってしまうンじゃないだろうか？と、ちょっとハラハラしながら見ていたのである。
実際、東京ではもう薄暗い雰囲気が立ち込め始めた時間なのである。
しかし、種子島の現場ではまだ明るい感じで素晴らしい発射映像が送られてきたのである。
以前、どっかのテレビ局がブースターの分離の撮影を逃してしまったことがあったのだが、今回ＮＨＫを見ていたら、さすがにＮＨＫはちゃんと判るディレクターがいるようで、なかなか良いブースターの分離の映像を放送したのだった。
何時か打ち上げの瞬間を現場で見たいと思うのである。
□2016/02/14（日）：気温上昇と春一番
今朝というか朝方というか昨夜遅くというか、なんだか暑くて目が覚めた。
目が覚めると風の音がけっこう凄まじく、間歇的に強烈な風が窓を揺らしていた。
夜中のうちに気温がどんどん上がったようで、暑さと風の音で目が覚めたようなのである。
朝まで、風の音と雨の音が間歇的に強烈で、寝ぼけながらも「春一番だな〜」と思っていたのである。
午前中まで、けっこう強い雨が降ったり止んだりしていたのだが、昼近くになって急に天気が良くなった。
天気が回復すると今度は一転急激に暑くなった。
つい数日前まで先月の１９日に降った雪が近所の駐車場の片隅にずっと残っていたのが嘘のようである。
ここ数日は自民党の宮崎謙介衆院議員の不倫疑惑でニュースが花盛りである。
まぁ、モテる男は辛いよといったところのようであるが、どうもなんだかダラシナイ感じがして、そのせいか世間の風はずいぶんと厳しい。
以前のコイズミ・チルドレンの一人の「早く料亭に行ってみたい」発言とか、兵庫県での豪泣議員とか、国会をサボって温泉旅行に行ったとか、どうも議員の起こす不正の中身がなんだかお粗末な感じがする。
まぁ、今の時代にそもそもまともな人が政治家を目指すのか？という皮肉な命題もあるくらいで、そうなると、二世議員や三世議員でも良いじゃないかというのも、まぁ若干は理解可能な感じもするのである。
□2016/02/11（木）：なんだかドタバタしたニュースが・・・・
ここ一週間というか１０日くらいは、ずいぶんとドタバタとしたのニュースが飛び交っていた。
印象的だったのはやはり北朝鮮のミサイル発射と清原元選手の逮捕、そして日銀のマイナス金利などで、なんだか騒然としているような感じがするのである。
北朝鮮のミサイル発射は、今日も映像が流れていたが、テレビの画像を以前と比べると明らかに進化しており、塗装も綺麗で立派なミサイルに仕上がっている感じがするのである。
色々な国の発表では、どうやら本当に衛星を軌道上に上げることに成功したらしい。
このへんは、もうちょっとデータを集めて、自分でも概略くらいは計算してみたいと思うのである。
次が元西武にいた清原選手の覚醒剤使用事件で、色々な人が「まさか、あの人が・・・・」という感じらしいのである。
しかし、いろいろと漏れ出てくる話を聞いていると、ずいぶんと前から「何か変だ！！」ということは多々あるようなのである。
確かに、私のようにプロ野球に興味が無い人間でさえも、何時頃だったろうか、清原選手が耳にキラキラするピアスを付け出したのを見て「この人どうしちゃったンだろう？」と思った記憶があるのである。
印象的だったのが久しぶりに見た田代まさし氏で、以前ニュースで見たときはおそろしく痩せこけていて、それを見たときには「もうこの人はほとんど廃人だな」と思ったのである。
それがずいぶんと戻ってきており、話す様子もまぁまぁ回復している感じだったのである。
それでもやはり覚醒剤の依存症というものは強いらしく、今でも苦しんでいるようだった。
日銀の当座預金のマイナス金利にはちょっと驚いたのだが、まぁ、以前もこの方法のマイナス金利は話題になったことがあったので、「ついにやってみたのか・・・・」という程度だったのである。
しかし、国債までマイナス金利になったというのは驚きで、しかも、マイナス金利を発表した国の通貨である円の為替が高くなってきたというのも驚きで、いったどうなっているのであろうか？
今朝、家の周りをちょと見ていたら、枯葉の間からチューリップの芽が出ているのに気が付いた。
冬真っ盛りと思っているのだが、自然界は既に春の準備をしているのである。
確かに、銭湯の帰りに夜空を見上げると、冬の星座のオリオンが何時の間にかずいぶんと西の方角に移動しているのである。
日食マニアのメーリングリストでは、３月９日に起こるインドネシア近海の皆既日食のツァーの話題が盛り上がっていた。
2009年7月に沖縄であった皆既日食で、色々な所が雨だったり曇ったりした中で、唯一バッチリと観測が出来たパシフィックビーナスが今回も出るようで、何人もの人が参加する予定らしい。
http://www.venus-cruise.co.jp/plan/plan.html?seq=207&
何時かは私も参加してみたいものである。
□2016/02/03（水）：病院通い
先日、駅に行こうと「野火止用水」脇を歩いていると、前方にしきりに何かを投げている老夫婦がいた。
どうやら投げているのはちぎったパンのようである。
この用水路には沢山の鯉が泳いでいるので、それらにエサを投げているのかと思ったのだが、それにしても投げ方がおかしい。
見ると、投げている対岸を見ると、どうやらタヌキである。
なんだか病気のタヌキのようで、痩せこけていてしかも胴体の毛がだいぶ抜けているようで、なんだか痛々しい。
今年に入って、どうも母親の体調がイマイチで病院に通うことが多くなった。
人にもよるが、やはり８０も半ばを超えるとイロイロと不都合が出てくるようである。
今日も病院で検査をして、帰りに新宿の住友ビルを通りがかると、ビルの入り口でなにやらイベントをやっているようで、いくつかの露天の店が出ていた。
その中の一つの店で「芽キャベツ」を売っていた。
しかし、私は「芽キャベツ」がどういう植物か知らなかったのである。
私が知っている「芽キャベツ」は、いくつかがパックに入ったもので、ほんとに「小さなキャベツ」という印象なのである。
ところが、本当に生っている状態の「芽キャベツ」というものは、普通のキャベツとは似ても似つかないもので、思わず「ナンジャ？コリャァ？」という感じなのである。
天気が比較的良かったので、ビルの５１階にある展望室に登ってみた。
天気が良い割には富士山の方角には雲が多くて富士山の富の字さえ見えなかったのである。
住友ビルは真ん中が吹き抜けになっており、この空間を見る度に「タイムトンネル」とか「禁断の惑星」を思い出すのだった。
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