□2014/09/28（日）：万世橋駅
昨日は用があったので久しぶりに秋葉原近辺にいた。
介護中の母親は「お相撲」が好きなので、家でテレビを見させていれば満足しているので、私は一人で久しぶりに外出していたのである。
以前、取り壊し中だった「交通博物館」は何時の間にか立派な近代的ビルになっていた。
うろ覚えの記憶では、以前は交通博物館の展示室だったと思っている中央線の高架下には色々なお店が並んでおり、若い人達で賑わっている。
変わらないのが意外と綺麗な赤レンガで、鉄道のトンネルもそうだが、レンガという建設資材はかなり丈夫で経年変化も少ない。
そのレンガの壁のはずれに「旧万世橋駅」に入る階段がある。
壁のタイルの傷み具合やらが、なかなか良い感じなのである。
左に曲がるとホームへ出られる階段があるのである。
ホームに出てみると、残念ながら旧万世橋駅は吹き曝しではなくガラスのケースで覆われており、外の感じは判らないのである。
旧万世橋駅はくし型のホームというか線路が残っており、現在は保線用の車両の車庫になっているようである。
保線のための準備をしているようで、係員が何人も作業をしている。
このホームの脇は、中央線快速の線路になっており、時折中央線快速が走り抜けて行く。
すぐ近くを通過するのでシャッターが間に合わないのである。
そんなこんなで若干の寄り道をして帰宅すると、母親が布団にもぐり込んで不貞寝をしている。
私が「どうした？、お相撲を見ていたンじゃないの？」と聞くと、「世の中はもうダメなのよ」と、なんだか悲壮な感じである。
「いったいどうしたの？」と聞くと、「御嶽山が爆発して、日本はもうお仕舞いなんだ」と、ワケノワカラナイことを言い出した。
「何をまたワケノワカラナイことを言い出したンだろう」と思いながらテレビを点けたら、御嶽山が噴火したというのは本当だったのでビックリである。
□2014/09/21（日）：リフォーム大作戦６
今朝はずいぶん気温が下がって寒いくらいだった。
数日前には北海道の大雪山で初冠雪とかのニュースも流れた。
親の家のリフォームを検討しているが、大規模なリフォームで悩むのが、リフォーム中に生活する仮の宿である。
リフォーム自体は３〜４か月なので、長期間住む環境にする必要は無いが、かといって家具を倉庫に入れてホテルに住むというほど短期間ではない。
なかなか微妙なのである。
私が今の家を建て直ししたときは、親戚の空き家を半年ほど借りて行ったのだが、今はもうその家はない。
母親の生活自体は、私の家に来ればよいので問題はないのだが、大量の家具（箪笥やら布団、本など）が問題なのである。
正直なところ、着もしない和服やら使いもしない布団、もう読まない本などは処分してしまいたいのだが、それは私の感覚であって、母親からすれば大事な財産であり、愛着も大きい。
賃貸の倉庫などは沢山あるのだが、ちょっと計っただけで相当な分量があり、いくつも借りればエライ金額である。
新宿の近所などではけっこう空き家が目立ってきており、部屋を倉庫として貸し出しているところもある。
相場は５〜６万円ほどのようで、安いアパートといった感じである。
色々悩んでいたら、ふと、古い友人が郊外にアパートを持っており、しかも空き家にしていたのを思い出した。
話してみると、「良いよ、使って」と気軽である。
アパートを見てみると、８世帯入るけっこう大きなもので、全部が空き家である。
広い駐車場が付いており、そちらは不動産会社を通して賃貸として貸し出しているそうである。
彼は、現在はその駐車場の賃貸収入で生活しているのである。
持つべきものは金持ちの友人だな〜といった感じである。
□2014/09/18（木）：セクハラ親父２
数日前に新宿から新大久保へ歩いていたら、歌舞伎町の裏にある「大使館」という大きな韓国料理の店が取り壊されるような雰囲気だった。
ただの改装なのか、店仕舞いしたのかは知らないのだが、ここ一年〜二年くらいの新大久保界隈の衰退を見ている感じからすると「倒産」なのかもしれない。
この店の横の道と、もうちょっと右側にある「ドンキホーテ」という店の横の道から新大久保の方へ行く途中に韓国系の店が多いのである。
韓国ブームを私が最初に知ったのは、6年前の2008年に親父が脳梗塞を起こして倒れ、介護をするために新宿の病院に毎日通うようになったときだった。
運動を兼ねて時々新宿まで歩いていたのだが、新大久保界隈にやたらと韓国の店が目立っていたのである。
店と客が急激に増えて、この界隈は平日でも歩くのが困難なほどになっていったのだが、ここ2年くらいでどんどん衰退しているのである。
都議会議員で、男女共同参画社会推進議員連盟の会長というオッサンが、６月にあった「結婚しろ！！」という野次に関しての質問に、「野次ではマズイが、プライベートなら私でも結婚したら？って言いますよ」などと言って、非難轟々になっているそうである。
思わず笑ってしまうのである。
作家の室井佑月という人が、。「みんなに責められたから謝っただけで、何が悪かったのか、何で謝っているかも分かっていないのだろう」と指摘しているそうである。
確かにそのとおりで、何が悪かったのか判っていないだろうと思うのである。
彼がわかっていないのは、今ではそういうことを言って良いのは、若くて誰しもが憧れるようなイケメン男性と、中年以上の男性なら色気のある俳優くらいなもので、あとは女装して中性的にした男性だけだということなのである。
これからの政治家は、男性なら男性にしか要求を出してはマズイのだと思うのである。
男女共同参画などという微妙な問題を取り扱う場合は、よっぽどのイケメンの議員かタレント上がりの議員であるべきで、普通の人は「君子危うきに近寄らず」で近寄らない方が無難なのである。
□2014/09/14（日）：朝日新聞の誤報２
今年の５月頃に朝日新聞が「福島第一原発の作業員が吉田所長の命令に違反し、勝手に現場から逃げてしまった」というニュースを流したが、それが誤報だったというニュースが流れた。
私は、津波と原発事故についての基本的な疑問が沢山あり、５月の朝日新聞のスクープでは吉田所長の証言だということで「そんなことがあったのか〜」と、すぐに納得してしまったのである。
ただ、同じ物理をやっていた友人とは「なんで朝日新聞なんだろう？、そこがちょっと怪しい」という会話をしていたのである。
往々にして進歩派の人達の出す情報というものには、「自分達は正義を行っている」という自負があり、「是非、皆を正しい方向へ導きたい」という熱い思いがあるので、自然とある種の「やらせ」が起こるのはしかたがないことなのである。
よく判るのはデモの報道で、デモを主催する団体が発表する人数と、警視庁やら第三者の数えた人数がえらく異なっていたりするのである。
映像でも、さもすごい数の人が並んでいるような映像があったりするが、実は一番密集している部分だけを映していて、全体の人数はたいして多くない場合があったりするのである。
私と友人は、何時頃からだろうか、朝日新聞やらいくつかのテレビ番組の報道は、何時も疑うような見方をするようになっていたのである。
だから、この吉田氏の調書も「本当かな？」とは思うものの、なにしろ本物を見た人がいないので、アヤシイとは思いながら「そうだったのか」と思っていたのである。
この件に関しては、さすがにどの放送局も朝日新聞を擁護する論調は少ないような気がするのであるが、私の感覚では根本的なことを言っていないような気がするのである。
それは、政府がとっとと吉田氏の調書を公開していれば、こんなことにはならなかったということなのである。
確かに、正直に本当のことを言うのは、相手のあることを言う場合に抵抗があると思うのであるが、その相手の調書も取って、矛盾は矛盾として出すべきだと思うのである。
何も出さないから、「正義を報道するためなら若干の捏造は許される」という、進歩派特有の理論で捏造報道が起こってしまうのである。
朝日新聞がこういうことをする新聞だということは、以前から判っていたはずなのである。
それなのに情報を隠しておいて「ウソを書いた！！」と騒ぐのは、バカな人間がバカなことをしたのを「なぜそんなバカなことをする！！」と、非難するようなもので、あまり益は無いのである。
□2014/09/10（水）：リフォーム大作戦５
高齢者のリフォームの需要はけっこう多いのだが、どうやら表面にはなかなか出てこないらしい。
私が親の家のリフォームを実行中だという話をすると、私の家の近所の人が悩みを話しをしに来るのである。
皆がだいたい同じよような悩みを抱えているようである。
１、住んでいる家が傷んできたのだが、その家は持ち家でローンがあるわけではない。
２、金銭はそれなりに用意が可能である。
本当はこの二点がクリア出来ればリフォームは可能なように見えるが、老人の場合はなかなかそうは行かないのである。
それは以下の点である。
１、息子・娘がたよりにならず、積極的に動いてくれない。往々にして半分引きこもりだったりする。
２、大規模なリフォーム（屋根と家の基本構造の変更）だと、家を空けなければならず、その間に住む家を確保出来ない。
３、在宅のままリフォームをする場合でも、大量にある荷物をどうすれば良いか判らない。
４、どの建築会社を選べば良いか、どうすれば良い会社が判るか判らない。
特に２番が難題で、この為にリフォーム出来ない人が多いようなのである。
確かに、普通の人はなかなか分からないのだが、高齢になってから賃貸住宅を借りようとすると、「職業は？」とか、「連帯保証人は？」とか、ハードルが上がるのである。
これは、敷金とか礼金が無いとかいう金銭の問題ではなく、もしもの場合は？というリスク回避の問題として、大家が嫌がるものなのである。
人によっては少子化で家が余るから、そのうちに解消して、どんな老人でも「どうぞどうぞ」になるなどという評論家もいるのだが、私の知るかぎりではそんなことはなく、「トラブルになるくらいなら空き家でけっこう」という大家が多いと思うのである。
今多くなっている「空き家」も、結局はその問題なのである。
赤の他人からすると、空き家にしてボロボロにしておくくらいなら、１万でも２万でもよいから貸せば？と思うのだが、現実に貸したが最後、雨漏りや風呂の修理とか、家のクレームが発生してタイヘンなことになってしまうのである。
あげくのはてに「もう貸すのは止める」などとなると、立退料とか、引っ越し費用とか、とんでもないことになってしまう。
場合によっては、貸したがために家を手放す場合さえあるらしいのである。
やはり、リスクのある人に貸すのは止めた方がよいのである。
そんなこんなで、老人がリフォームしようとしても、なかなか行動に移すのが難しいのである。
逆に言えば、リフォームする会社は、こういう問題を解決出来る提案が出来れば、そうとうな需要があると思うのである。
□2014/09/06（土）：デング熱騒動
先月のお終り頃から、聞いたこともない「デング熱」という病気が広がり始めている。
当初は、「代々木公園で蚊に刺された若干名の人が、デング熱という熱帯地方特有の病気にかかった、国内での感染者は数十年ぶりだった」というニュースだった。
蚊に媒介されるが日本では珍しい病気ということで、聞いている方からすると「元々日本に無い病気なら、そう広がることも無いだろうし、そもそも高熱が出るくらいで深刻な状態になるような病気ではないらしい」と、楽観していた。
代々木公園ということで、最近は外人も多いし、外国で移された人が代々木公園に来て蚊に刺され、偶然近くにいた数人の人に移ったのだろうと、せいぜい「運が悪かった人が数人いた」くらいの感覚だったのである。
それがなんだか毎日のように数人ずつ増加して、何時の間にか７０人を超えているようである。
しかも、ずっと「全員が代々木公園へ行った」ということで、代々木公園にさえ行かなければ大丈夫だし、代々木公園の蚊が死んでしまえば自然に消滅すると思っていた。
ところが代々木公園で採取した蚊から、何匹もデング熱のウィルスが検出されたそうである。
しかも、けっこう広い公園のアチコチで採取されたものから出ているようで、明らかに保菌者が長期間そこにいて蚊にウィルスを供給し続けているとしか思えないのである。
ニュースでは何も言わないのだが、おそらくはホームレスの保菌者がいるのだろうと思うのである。
とうとう昨日は「代々木公園」から「新宿中央公園」へ飛び火し、今日は「神宮外苑」などという場所も出てきた。
こうなると話しは別で、なんだかよろしくない状況になったのである。
私は、軽い認知症の親を連れてよく明治神宮やら代々木公園、新宿の中央公園へ行くのである。
さすがに真夏の暑い間は避けていて、ちょっと涼しくなったのでそろそろと思っていたらこの騒ぎである。
当分あのあたりは避けようという気分である。
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