□2015/05/31（日）：なんだか日本全体が・・・・？
今年の５月はヤケに暑く、今日も真夏のような天気だった。
何時ごろからだろうか、服装が真夏と同じになっているのである。
つい一ヶ月前の４月始めには雪が積もっていたのがウソのようである。
そして地下もなんだか変で、今年に入ってから、桜島やら蔵王やら、そしてとうとう箱根まで「噴火の可能性が云々」と言われるようになった。
東日本大震災以降多かった地震もなんとなく減ったかな？と思うようになっていたのが、再び多くなったような気もするのである。
箱根が噴火するかもしれないという騒ぎが若干沈静化しつつあったのに、３０日（金）には九州の口永良部島が突然大噴火して驚いたのである。
その夜遅く（１時半頃）にもズシッとくるような地震があり、「夜中だけど母親に電話しようかな？」と思うくらいの揺れがあった。
結局翌朝電話してみると、気が付かずに寝ていたようだったので、電話せずに正解だったのである。
しかし、昨日３１日（土）の夜には明らかに大きな地震があり、テレビを点けながら親に電話した。
呼び出しが何回か鳴って、ようやく親が出る頃にテレビの画面が出て、地震速報が流れ始めた。
私が「そっちは地震を感じてる？」と言うと、「感じないヨ」などと言っていたがすぐに「アッ、揺れてる！揺れてる！」と言い出した。
そうこうするうちに揺れが大きくなって、３．１１を思い出す感じのゆったりとした大きな揺れになった。
私の家のリビングには地震がすぐ感知出来るように、柔らかいバネに錘を付けた立て揺れを検知するバネ振り子が置いてあり、周期が一秒程度で揺れるようになっているのである。
その振り子が本当に大きく揺れているので、「これは遠くで大地震が起きたな」と思ったのである。
母親に「火は使ってないか？」とか、「アイロンは使ってないか」とか聞いて確認を取っているうちにすこしずつ揺れが収まってきたのでホッとしたのである。
テレビで出る震源が小笠原でM8.5などと言うので、これは大津波だと一瞬ビビッたのだが、震源が深いそうで「津波の心配は無い」と出ている。
マグニチュードが大きいので、最初は信じられなかったのだが、本当に津波は無かったようである。
今日になってＭは8.1に修正されたようなのだが、災害に関しては若干大げさくらいで被害が無い方が良いのである。
ほとんどの人が「あの東日本大震災のせいで日本の地下がおかしくなり、地震やら噴火やらが増えているのだろうか？」という感じを持っているので、テレビでも専門家にそういう質問をする場面が多いのだが、やはり学問的にはそういう証拠というものが無いので、回答は歯切れが悪い。
□2015/05/28（木）：不都合な真実
かれこれ付き合いが４０年以上になる友人と会った。
彼とは共通の趣味があるので定期的に会うのであるが、今回はアメリカ帰りとかでお土産を受け取った。
彼とは付き合いが長いので、家族構成も彼の親戚関係も若干知っているのである。
そして、彼の家族や親戚関係の人達を見ていると、私の脳裏には「不都合な真実」という言葉が浮かぶのである。
「不都合な真実」というのは、元々はアメリカの「ゴア副大統領」が作った地球温暖化を警告する映画の題名らしいのだが、現在では広い意味で「建前や道徳的に正しいとされる事柄が、実は間違えており、真実を表明しずらい状態」のことを言ったりするようなのである。
そういう言葉で一番有名なのは「努力は必ず報われる」という言葉だろう。
「報われる」という言葉を、「目標が達成出来る」と解釈してしまうと、かなり厳しいのが現実なのである。
そして、友人の彼は学校の成績は悪く、中学生の頃に不登校になり、一年留年（転校して２年生を二回やった）をしているのだが、話していて判るのが、元々の頭はかなり良く、頭の回転が速いのである。
そして、彼の家族や親戚の人達も多くはエリートなのである。
まず、彼の親父さんは旧陸軍中野学校出の将校で、戦後は大蔵省のおえらいさんだった人なのである。
彼の親戚でも、叔父さんは某大手航空会社の部長さんで、今回彼がアメリカに行ったのはその家族の招待だったのである。
何故アメリカ旅行を招待されたかといえば、甥っ子がアメリカの大学の大学院生で、その大学と企業が作ったバイオテクノロジーのベンチャー企業に参加したのである。
その息子さんにとある技術支援をするために会いに行ったのである。
他にも商売で成功して銀座でビルを持っている叔母さんとか、要するにセレブな家族ばかりなのである。
一人くらい「コンビニのアルバイトをずっとしていて４０になりました」などというのがいないかと思うのだが、彼の甥っ子や姪っ子を見ていると、ドロップアウトしそうでせず、全員が一部上場の企業に正社員で入っていたり、姪っ子達は看護婦になってけっこうな給料を稼いでいたりするのである。
やはり、「優秀な遺伝子」というものが存在するのは確実で、テレビでよく「貧困の連鎖」という題目で、「貧困だから教育が受けられず、貧困の連鎖に入ってしまう」という議論があるのだが、「優秀な遺伝子を持った家族が裕福になって良い大学に行っているケースも多いンじゃないか？」つまり、逆から見れば「駄目な遺伝子を持った家族が貧困になって教育が受けられないのだから、彼らに金を出して教育しても無駄になるケースが多い」などということは基本的に言えなくなっているのである。
□2015/05/24（日）：母親を介護する息子達
近所のスーパーでときおり見かける親子（らしい）人達が何組かいる。
それは年老いた母親と、介護をしているらしい息子の組み合わせである。
印象的なのが何時も息子が母親をガミガミと叱っているのである。
もしかすると、ガミガミと叱っているから目立っていて覚えているだけで、実際はもっと沢山の息子と母親の組がいるのかもしれない。
叱っている内容ははっきり言って全部同じで、「それは家にあるって言っただろう！！」、「何で同じ物を買うんだ？」、「何回同じことを言わせるンだ！！」等々である。
「年寄りなんだから、もうちょっと優しく出来ンのか？」とも思うのだが、そういう人達の母親を見ると、ヨボヨボの状態の割には棚にあるものを勝手に籠に入れようとしたり、商品に触ろうとしたり、意外と見かけより活動的だったりするのである。
考えてみれば、私も同じようなことを言っているのであるからして、傍から見れば私もああいう状態なのかもしれないのである。
体は動くが頭がだいぶボケてしまった場合は、だいたい同じ状態になるのかもしれない。
昨日も親の家に行くと、「さっき野菜をいっぱい買ってきたから、今日は何も買わないで良いヨ」などと言う。
「ふ〜ン、何を買ったの？」と聞くと、「ネギとトマトとピーマンとジャガイモを沢山買ったヨ」と言う。
確かに袋にまぁまぁの量がある。
「幾ら使ったのかな？」と聞くと「思ったより高くて、一万円くらいしたヨ」などと言う。
この程度の量でそんなバカなと、「これはボラれたか？」とビックリして財布を調べる。
確か数日前に財布には千円札が一枚と小銭しか入っていなかったので、私が一万円札を一枚追加しておいたのである。
残金を調べると、８千円と小銭があるのでホットする。
母親はどうやら千円で足りないので一万円を出してお釣りを貰ったのだが、一万円を出したことしか覚えていないようなのである。
「なんだ、一万円も使ってないじゃン、財布に八千円あるヨ」と言うと、ようやく笑顔になった。
やはりちょっと不安だったようなのである。
私も今は大丈夫なのだが、そのうちに計算が出来なくなるのかと思うと、ゾッとするのである。
□2015/05/17（日）：孤独死は本当に悲惨なのか？
先日、下血があって病院へ行った。
薬を使って数日経つが、次の日の朝のウンチにちょっと血が付いているかと思ったくらいで、それ以降下血は見ていない。
このまま何も無ければ、先生の言うとおり「直腸の静脈瘤が傷ついただけ」という診断が正しいのだろう。
先生は「癌などでしたら、又遠からず出血しますから、すぐ来て下さい」などと言っていたので、どちらにしても、これからはずっと出る物には注意が必要な年齢なんだろうと思うのである。
さて、そのときに病院へ行ったのだが、当日は連休明けで大変混んでいたのである。
私は待合室で１時間半近くも待ったと思うのである。
そして、そのときに、私が座っていたベンチの後ろにいた老夫婦の会話がすごく印象的だったのである。
その老夫婦は、どうやら旦那さんの体に若干の障害があるようだが、なんとか一人で病院に来れるくらいの障害（比較的軽い）らしいのである。
ただ、診察のカードを出したり細かい動作はどうしても難しいようで、どうしても奥さんの手助けが必要なようなのである。
付き添っている奥さんは、心底ウンザリしているようで、会話なのか独り言なのかよく判らない愚痴を延々と言っているのである。
１、なんでこんなに混んでいるンだろうネ〜
２、あんたがもっと早くに来て順番を取ってくれていればネ〜
３、なんでこんなに時間がかかるんだろうネ〜
４、待っていたらお昼になっちゃうネ〜
５、あんたは何時に家を出たンだったっけネ〜
６、７時半から受付をしてるンだから、その時間に来ればもっと早かったのにネ〜
この１〜６の言葉を単調な口調でずっと繰り返しているのである。
何十回も聞いていると、なんだかクラクラしてくるような気分になって、思わず振り向いて「もういいでしょう！！」と言いたくなってしまうのである。
旦那さんはとチラリと見ると、ある種無表情で穏やかな顔つきでじっと聞いているのである。
その顔を見ると、まさに悟りの境地といった風情で、私なんぞは絶対に到達出来ない境地にいるようである。
たぶん、もし奥さんが露骨に、あんたのせいでこんな所でじっと待っていなきゃなんないのは冗談じゃない！！とか、あんたの面倒を見るのはイヤだ！！など、真っ向から文句を言うのなら、それはそれなりに反論とか喧嘩が出来るのだろうが、ある種の会話的な文言が並ぶとどうも困ってしまうのだろう。
しかし、ずっと聞いていて私は理解したのである。
「これは会話なんかじゃない！！・・・・呪詛だ！！・・・・呪いの言葉だ！！」と思ったのである。
この奥さんはおそらく旦那さんにも、自分の置かれている環境にも、病院にも、おそらく全てのものにウンザリしていて呪詛の対象なのである。
私はもう聞いているのが辛くなり、離れて立って待つことにしたのである。
これから数年経って、旦那さんが寝たきりの状態になったら、彼女はおそらく旦那さんのベットの脇で。
１、どうして歩けないんだろネ〜
２、どうしてずっと寝ているだけなのに、こんなにご飯を食べるンだろうネ〜
３、ご飯を食べるからウンチがいっぱい出るネ〜
４、どうしてずっと寝ているだけなのに、こんなにお水を飲むンだろうネ〜
５、なんでこんなにおしっこが出るンだろうネ〜
６、どうして一人でトイレに行けないンだろうネ〜
などと朝から晩まで「呪詛」を旦那さんに言い続けるンだろうと思うと、なんだかクラクラしてしまう気がするのである。
ニュースでは、孤独死を避けるためにとか、老人の行方不明者をなんとか救済しよう、などと出るのだが、私はこの夫婦の会話を聞いていて、「行方不明の老人の何割かは、自ら進んで家出をしたンじゃないだろうか？」と思うようになったのである。
こんな呪いを聞かされ続けたら、私だったら頭がおかしくなって「何処でも良いから、どっか別の世界に行こう」と絶対に思うはずなのである。
□2015/05/13（水）：血だ！！
昨日朝、いつものとおりトイレでウンコをした。
私の場合、だいたい一日おきなのである。
特にここ数年、食べる物に気をつけるようになってからは、ウンコの出かたは「スポン！！」という感じか「ニョロニョロ」という感じかどちらかで、以前のように「う〜ン、コロコロ」というものがなくなり、切れ痔にもならなくなったのである。
やはり野菜を多くしてお菓子を減らすというのは、全般的に胃腸の状況が改善するな〜と実感するのである。
ところが昨日は「スポン」と出た後に、いくぶんかの液体が出た感じがしたのである。
便器の中を覗いてみると、ヤケに茶色い感じで、「夕べ変なのもを食ったかな？」と一瞬思ったのだが、よく見ると中心部にけっこうな量の血が出ていたのである。
思わず「何じゃこりゃ？」と、ちょっとしたパニックである。
色は鮮血で、以前、十二指腸潰瘍をやったときのような「墨のような真っ黒」とは雲泥の違いである。
頭の中は一瞬「直腸がん？・・・・大腸がん？・・・・」という文字が浮かんでゾッとしたのである。
親の家に「ちょっと遅れる」という電話をして病院に向かう。
「こういう場合は外科だな」と待合室に入ると、さすがに連休明けで患者がいっぱいである。
以前、尿管結石で来たときのような痛みがあるわけではないので、本を読みながらノンビリと待つが、なんだか落ち着かないのである。
ようやく呼ばれて診察室に入ると、先生はちょっと年を召した男性で、おなかの触診と、肛門の触診、肛門鏡での検査である。
ずいぶん前に人間ドックと、もう一回くらいは経験があるのだが、やはりあまり良い気分ではない。
結論としては「どうもよく判らない」という感じらしい。
静脈瘤がけっこうあり、その一つから出血したようだという程度なのである。
なんだか頼りない感じなのだが、どうも「明らかな病変は無い」ということらしい。
「もちろん、もっと奥の方に癌があるという可能性もありますが、どうもそんな感じはしません」と言うのである。
出血を止める座薬をいくつか貰って、「出血が続くようでしたら、奥の方を内視鏡で検査しましょう」ということであった。
血便が出てオタオタしたのだが、どうも先生の話ではよくあることらしい。
もっとも私としては初めてなので、なにぶん不安なのである。
まぁ、取りあえずは数日様子を見ることになった。
□2015/05/11（月）：韓流ブームの終焉
昨日でゴールデンウィークも完全に終了なのだが、今年のゴールデンウィークは全般的に天気が良く、それどころかけっこう暑い日が続いて夏のような雰囲気だった。
ところが、最終日の昨日の夕方から急に風が吹いて寒くなってきたのである。
今日になると、季節はずれの台風が数日後には日本を縦断しそうだというニュースが流れていたりするし、夜になったらけっこう寒く感じる。
今年のゴールデンウィークは、海や山に出かけた人達にとっては最良のゴールデンウィークだったのだろう。
まぁ、私はゴールデンウィークなどは無縁で、全く変わらない日々を毎日繰り返しているのであるが・・・・
昨日は午後新宿に用があり、夕方に歌舞伎町の裏から新大久保へ歩いた。
昨年の秋に閉鎖した、「大使館」という名の韓国料理屋が板で閉鎖されていた。
一階には喫茶店のようなものが出来ていたので、取り壊しではなくて改装かな？と思っていたのだが、なんだかよく判らない状況になっている。
これを見ると、５〜６年前の「韓流ブーム」が嘘のようで、「栄枯盛衰は世の習い」とか、「盛者必衰の理をあらわす」と言う言葉が思い起こされるのである。
実際にこの横の道を新大久保まで歩くと、途中の店には、連休最終日の夕方なのにあまり人が入っていないのである。
それなりに歩いている人はいるのだが、店はけっこうガラガラで、「連休最終日の夕方でこの様子は如何なものか？」という気分になるのである。
もっとも、実際は衛星放送のとあるチャンネルでは韓流はぜんぜん廃れておらず、連日沢山放送されているのである。
まぁ、人によっては「単純にコストが低いので、放送局からすれば楽に視聴率を稼げるから」ということも言われているのだが、本当のところはどうなんだろうか？
□2015/05/07（木）：初夏の陽気に誘われて・・・・２
私の家を出て、駅に行く途中には鯉（鮒かもしれない）が沢山泳ぐ小川がある。
毎日エサを撒くお年寄りもいて、なかなか優雅なのであるが、よく見ているとそのエサを目当てにネズミやらナニヤラも寄って来るので、時々ゾッとするのである。
二週間ばかり前からであろうか、道路の対岸の岸辺の草むらの中に、鴨が巣を作ってどうやら卵を温めている様子である。
草叢の中に隠れているので、じっとしていると判りづらいのだが、通行人の何割かの人は気付いているらしく、しげしげと見て行く人もいる。
昨日の朝、初老の夫婦がしきりに千切ったパンを沢山投げていた。
「食べてくれますか？」と聞いてみると、「首が届く範囲に落ちれば食べます」とのことである。
やはり、何日も動かずに断食状態で卵を温めているのを気にしているのである。
左の写真の上の方の白い部分が鴨の顔であり、下や右側にある白くボヤけたような物は夫婦が投げたパン屑である。
今年のゴールデン・ウィークは雨が降らなかったので、行楽に出かけた人達にはラッキーな連休だったようである。
「連休が終わったら箱根の温泉にでも行くかね？」と母親はウキウキしているのだが、昨日から箱根は火山活動が活発化しているそうで、大涌谷が立ち入り禁止になってしまっているそうである。
母親は「火山なんだから地震があったりするのは当たり前じゃない、ちょっと揺れたくらいでダラシナイ！！」と、なんだかお怒りモードである。
「なんかすごく蒸気が噴出しているらしいし、噴火するかもしれないヨ」と言っても、「見に行こう、見に行こう！！」と、野次馬根性丸出しである。
□2015/05/04（月）：初夏の陽気に誘われて・・・・
先週の半ばくらいから、「なんだか駅の人達の雰囲気が違うな〜」と思っていたら、世間ではゴールデン・ウィークになっていたのだった。
私にはもう関係が無い状態なのだが、ちょっと怖いのが、こういう休みが多いときにかぎって体調を崩したりすることが多かったりするのである。
病院も休診のところが多かったり、担当の先生が休んでいたりするので、けっこう慌てたりするのである。
先週から天気が良くなり、それどころかなんだか初夏の陽気になってしまった。
つい一ヶ月前までは雪が降ったりしていたのに、なんという変わり様であろうか・・・・
金曜日には、もう終了間近の藤の花を見に母親を連れて「亀戸天神」に行った。
藤の花はもう終了らしく、なんとなく元気が無かった。
母親は以前来たときに見た「人の背丈ほどもあって、池の水面に着きそうだった」という感覚があるようで、今回の花に関してはなんだか不満そうである。
昨日は２０年ほど前に仕事を一緒にした人から連絡があり、上野で待ち合わせた。
上野の駅を降りて駅を出た瞬間にビビッた。
機動隊が大勢いて、とんでもない雰囲気なのである。
かなり殺気立った機動隊員が上野駅周辺に展開しており、ものものしい雰囲気である。
そうこうするうちに右翼の街頭宣伝車が来て、自主憲法の制定とか、中国や韓国が日本の領土を侵略しつつあるという話をがなりたて始めた。
しかも、大きな通りを行ったり来たり、かなり煩い。
何事なのかと近くにいた機動隊のアンチャンに聞くと、なんでも「社民党」の演説会があるそうで、右翼が妨害しに出てきているらしい。
ほどなく社民党の福島みずほとかの垂れ幕が付いた街頭演説の車が来て、演説が始まった。
早速、右翼が妨害したいらしく、遠くから「社民党は解党しろ〜」とかナントカ、色々とガ鳴り立てている。
しかし、さすがに機動隊に阻まれて、近づけないようなのである。
それを見ていると、社民党の前進の社会党が昔、警察とか機動隊を目の敵にしていたのを思い出し、機動隊に守られながら演説する社民党の人はどんな気分なのかと、なんだか皮肉に感じるのである。
友人と落ち合って、国立科学博物館の近くを歩いていると、どうもそこは右翼の街頭宣伝車の待機場所になっているようで、ずらりと右翼の車が並んで駐車してる。
待つほども無く、そこへ何を思ったのか、社民党の街頭演説をするバスが入って来たのである。
私は一瞬「社民党もけっこう根性が在って、右翼に喧嘩を売りに来たのか？」と思ったのである。
右翼の人達も当然そう感じたらしく、たちまち社民党の車を囲んで騒ぎ始めた。
当然、機動隊もワラワラと駆けつけて来て大騒動である。
しばらくぶりで合った彼も、もう50歳で、ここ数年は体調を崩していたそうである。
私の糖尿病の話とか、親の介護の話とか、どうもあまり前向きな話題が無いのであるが、最近彼が科学に興味を持つようになったというので国立科学博物館に入った。
左の写真は大型の「ウィルソンの霧箱」で、見ている間にもどんどん放射線が入った軌跡が見えるので、ただ音がするだけのガイガーカウンターよりも面白い。
「フーコーの振り子」などを見てだいぶ感激したようである。
「もっと若くて元気のあるうちに来れば良かったのに」と、後悔しきりだった。
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